あきあるの投資備忘録

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(8130)サンゲツと(4783)NCDは好決算

(8130)サンゲツ

2月9日13時40分に2024年3月期第3四半期の決算発表。2023年10-12月の売上高493.9億円(前年同四半期比+9.0%)、営業利益47.1億円(同-16.2%)、経常利益49.2億円(同-13.9%)、純利益37.6億円(同-8.9%)。同時に通期の上方修正と増配を発表。2023年10-12月の決算数字自体はそこまで良くないものの、11月10日に上方修正している数字をさらに上方修正しており、そのことがポジティブに評価され、3520円(+215円)の上場来高値をザラ場付けて、3400円(+95円)で終わっています。

(8130)サンゲツは中期経営計画において、配当は130円を下限に安定的な増配を目指すとしており、「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」が浮動株を買ってくれることを考えると配当利回りが3.5%を切る4000円までは配当生活の中心銘柄としてHOLDの予定です。

 

(4783)NCD

2月9日15時に2024年3月期第3四半期の決算発表。2023年10-12月の売上高63.0億円(前年同四半期比+7.1%)、営業利益5.9億円(同+27.6%)、経常利益5.9億円(同+28.3%)、純利益3.8億円(同+30.2%)。同時に通期の上方修正と増配を発表。2023年10-12月の業績数字はそこそこよいものの、前四半期に対しては増収減益でそこまで評価される決算ではありませんが、上方修正の数字が驚きです。2024年1-3月も2023年10-12月と同程度の業績が上がるとして大幅上方修正しています。下図を参照していただけるとわかるのですが、この会社の最高業績は2023年3月期です。それを2024年3月期は利益ベースで2023年3月期の過去最高益の2倍水準となります。決算後には上がって買えないかもと思って1415円で購入しましたが、正解になりそうです。PTSはストップ高の1677円(+300円)となっていますが、まだPER10倍水準なのでこれから評価が始まる銘柄だと思います。

NCD(黄色い部分が過去最高実績)

(8130)サンゲツと(4783)NCDともに、2023年10-12月の業績はそこまで飛びぬけて良いとは言えないものの、通期の上方修正と増配が評価されている印象です。2023年10-12月の業績が良いのに上方修正をしてないがために株価が過少に評価されている株で、2025年3月期の増収増益が期待できる株を探していきたいと思います。