2月21日に2023年12月12日設定された「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回型)」の純資産が500億円(※20日の純資産に21日の資金流入をプラスした金額)を超えたとのリリースが出ました。30銘柄に当金額配分方式が基本でしたので、単純に計算すれば1銘柄当たり16.6億円の買い需要が発生した形となります。
当初組入れ銘柄の30銘柄の内、浮動株時価総額が少なく業績が良さそうな(6651)日東工業と(8130)サンゲツを「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回型)」の設定による需給要因を材料に12月に仕込み、なんとか両銘柄とも今月上場来高値を更新しました。
(6651)日東工業が2月6日に4335円の上場来高値を付けて12月11日終値比で+22.4%、(8130)サンゲツが2月21日に3655円の上場来高値を付けて12月11日比で+26.3%と今のところは上手くいっています。
懸念として考えないといけないことが、1月12日から投資方法に変更を加えてきたことです。1月12日に(4544)HUグループHD、(5857)AREホールディングス、(8020)兼松の3銘柄が流動性リスクから1月12日以降新規組入れるのを止め、別の3銘柄を組入れると発表されました。加えて、等金額方式も変更するとの発表もありました。そうすると、組入れ銘柄のなかで時価総額の低い(6651)日東工業と(8130)サンゲツについてもいずれ「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回型)」の新規買付銘柄から外れる可能性があり考察をするタイミングに来ています。
保有銘柄
(6651)日東工業1752億円4.76%
(8130)サンゲツ2134億円3.88%
1月12日以降新規組入れ除外銘柄
(4544)HUグループHD1555億円4.62%
(5857)AREホールディングス1554億円4.62%
(8020)兼松2031億円3.75%
今後の新規組入れ削除候補
(5803)フジクラ5289億円2.74%
(5192)三ツ星ベルト1537億円5.06%
(7242)カヤバ1266億円4.07%
(7956)ピジョン1893億円4.88%
30銘柄のうち新規組入れ削除候補を探してみましたが、(6651)日東工業、(8130)サンゲツ以外にも、時価総額から(5192)三ツ星ベルト、(7242)カヤバが、配当利回りでは決算で株価が大幅高となり配当利回りの下がった(5803)フジクラや総合的に(7956)ピジョンが新規組入れ削除候補として存在しています。
(6651)日東工業、(8130)サンゲツ以外にも新規組入れ削除候補が何銘柄かあることと、1月12日に新規買付が止まった3銘柄についても新規買付をしないだけですぐに売却していないことを考えると、保有銘柄の(6651)日東工業、(8130)サンゲツについてはあわてて売るのではなく、新規組入れが止まったことを確認してからでも売却は遅くないと考えてよいと思いますので、もう少しHOLDで頑張ってみようと思います。
今日は証券株を中心に上がっていない保有株を何銘柄か少しづつ買増しました。