(8737)あかつき本社 16時決算発表予定
あかつき証券(旧黒川木徳証券)の親会社で業種は証券・商品に分類されています。ただ、(8737)あかつき本社の売上の7割程度は別の子会社で展開している不動産関連が占めており、実質不動産会社。
今まで不動産事業が好調だったのが少し厳しくなる中で、証券事業が利益を上げ始めている状況です。証券事業の特徴はIFA(金融商品仲介業)を中心にしているところが他社との違いです。2023年10-12月の業績は高齢者施設の売却益(経常利益1.3億円、純利益0.9億円)もあり問題ないと思いますが、証券業はともかく不動産業がどういう状況かが心配です。
配当性向を「財務の安定と事業資金の確保に支障をきたさない限りにおいて、DOE(純資産配当率)は少なくとも4%以上の水準を維持し、ROE(自己資本利益率)が4%を上回る場合には、その部分の利益についても株主還元の原資とし、その一部を追加の株主還元に充当する方針」としており、2024年3月期のROEは10%を超える可能性があるため、増配が期待できる銘柄だと思っています。
DOE4%で配当利回り4%が継続的に維持できると考えられる銘柄のため、基本は長期保有で考えています。