（3321）ミタチ産業
11月22日15時半に2025年5月期の上期と通期の業績上方修正を発表しました。2025年5月期第2四半期は売上高100億円、営業利益3億円、経常利益4億円、純利益2億円上方修正し、売上高400.0億円（前年同期比＋99.5％）、営業利益9.0億円（同－3.7％）、経常利益10.0億円（同－2.3％）、純利益6.0億円（同－14.9％）の計画です。
2025年5月期通期は売上高100億円、営業利益1億円、経常利益3億円、純利益1億円上方修正し、売上高900.0億円（前年同期比2.3倍）、営業利益19.0億円（同19.4％）、経常利益21.0億円（同＋23.1％）、純利益13.5億円（同＋10.5％）と計画しています。
2025年5月期第2四半期から開始した東芝デバイス＆ストレージ株式会社からの自動車部品国内大手企業の（6902）デンソーに係る販売商流の移管が順調なようで一安心です。
PTSは1250.5円（＋120.5円）と上昇しており、やっと買値を超えて来そうです。
上期の利益上方修正数字に比べて、通期の利益上方修正数字が小さいため、下期に減速するのではないかとの懸念を持つ投資家もいるかもしれませんが、もともと販売商流の移管を反映した期初の2025年5月期の会社計画が本当に実現できるのか懐疑的な見方が多かったために、PER6.1倍、PBR0.61倍、配当利回り4.42％という割安な水準に放置されていたと考えています。
中期経営計画では、2027年5月期の売上高1000億円、営業利益30億円としています。営業利益は上方修正後の2025年５月期予想の1.57倍であり、配当性向30％でそのまま配当が増加すると仮定すると配当は80円前後になります。
1500円まで上昇しても配当利回りは5.3％となるこの中期経営計画が実現見を帯びてきたことが、今回の上方修正のもつ意味だと思います。
1250円前後であれば、追加購入を検討します。
