あきあるの投資備忘録

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(9268)オプティマスグループ 売却

売却

(9268)オプティマスグループ

570円で売却。152,000円の利益。

8月9日15時に2025年3月期第1四半期の決算を発表。2025年3月期第1四半期の業績は売上高709.1億円(前年同期比4.1倍)、営業利益25.2億円(同2.0倍)、経常利益29.8億円(同3.2倍)、純利益16.8億円(同2.7倍)と見た目上は好決算。豪州企業の買収効果によって四半期ベースで売上、利益とも過去最高を更新しており、8月13日は567円(+80円)のストップ高となりました。

ただ、少し懸念材料があり今回売却しました。

まずPL(損益計算書)面です。2025年3月期第1四半期の営業利益は25.2億円で、営業利益外で為替差益14.5億円等が足され、支払い利息11.4億円等が引かれ経常利益29.8億円となっています。

為替が円高になっていることを考えると、第2四半期は為替差益が期待できない一方で、有利子負債は増えているなかで日本の金利は上昇しており支払い利息は増えるリスクがあります。会社は低い利息商品への借り換えを検討している模様ですが、日銀の利上げにより思うようにいかないリスクもあります。

次にBS(貸借対照表)面です。2024年3月末で現金及び預金162億円に対して有利子負債(短期借入金+1年以内返済予定の長期借入金+長期借入金)885億円です。新株を発行し62億円を手に入れて一部を返済に充てたと決算短信に書いてありますが2024年6月末の現金及び預金は190億円で有利子負債(同)は916億円と財務状況は悪化しています。

豪州企業の買収にともなうブリッジローン(つなぎ融資)230億円の期日が2024年11月に来ることを考えれば、追加のファイナンスリスクがあることは否定できないと考えています。

業績悪化懸念とファイナンスリスクを考えると8月2日に494円で購入し短期で2割弱取れれば良しと割り切り一旦売却しました。

相性の良い株なので、次の投資機会を見極めてまた購入したいと思います。